今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

家事の外部化を超えて、外部サービスを内部化することに、貧乏暮らしの技がある


 「家事の外部化」という概念がある。


 そう、平成15年版 国民生活白書にも、家事の外部化が進んだ結果、結婚しなくても不自由を感じなくなり、結婚へのインセンティブが低下しているという分析がなされている。ここで、家事の外部化の例として、外食をしたりすでに調理された食料品を買ったり、クリーニングに出すことが挙げられている(平成15年度版国民生活白書 第3章 デフレ下で変わる若年の家庭生活 未婚化、晩婚化の要因)。


 そう、料理するという家事、洗濯するという家事、それらを金を出すことによって業者にやってもらうということである・・・これを家事の外部化と言うわけだ。


 ただ、まぁ、我が家はお金に余裕がない。となると、家事の外部化を委託するお金がもったいないわけである。だから、妻は一生懸命、家事をやってくれている。


 そして、私も・・・


 今日は日曜日、私が早起きをして朝食を作った。


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 これである。 


 私の手作りのソーセージ入りロールパンに、エスプレッソコーヒーを淹れたカプチーノコンソメスープは昨日夕食に妻が作ってくれたものを使ったが。


 これだけのものは、言ってみれば、外で食べればいっぱしのカフェメシだろう。カプチーノだって、スタバで飲めば300円程度しよう。手作りパンを3個食べたら、どうだろう、300円くらいしちゃうんじゃないかな。スープも付いてのセットとなるとカフェで食べるといくらだろう・・・。


 ホームベーカリーはせいぜい5,000円で買ったものを使い込んでいるし、エスプレッソメーカーは少し高くて3万円くらいしたけれども、それは、独身時代に買ったものだから。


 私は、まぁ、ここでも、ステーキを焼いたり、手作りパンを作ったり、ケーキを焼いたり・・・要は、レストランなりパン屋さんなりケーキ屋さんなりがサービス業として行っていることを内部化しているととらえることができるんだよね。


 これって、結構痛快なんだよね。本当はサービス料を払って・・それは、自分で作るより割高なケーキの価格なりパンの価格なり、レストランの食事代なりで現れてくるわけだけど・・・享受しなければならない楽しみを、家で格安にできてしまう。


 外部サービスの内部化・・・これこそ貧乏暮らしの技ではないだろうか。


 もともと、パソコン自作をしたあたりから、外部サービスの内部化に目覚めたわけだが・・・そのバリエーションを広げているわけで。


 ケーキ作るにしろ、パン作りにしろ、それなりに手間はかかるよ。でもね、そこに痛快さがあるから続けられるわけで。


 そうやって、外部サービスの内部化に熱心な私だし、それは妻もそうなのだが・・・


 妻がエステにはなかなか行けないなぁと言っていたので、実際、理美容費というのは生存のためというより奢侈的なものであるから、重視はしていないけど、だからこそ、エステティシャンのまねごとでもできないかなぁとか思ったわけだけど・・・これっぱかりは難しいかな(^-^)せいぜい肩もみくらいか(^-^)