今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

家を見て歩く

 結婚したりしたら次に欲しくなるのは、家ではないだろうか。
 家なりマンションなり、不動産が欲しくなってくるのはなんか人のさがと言っていいかもしれないくらいかもしれない。

 まぁ、私たち夫婦もずーっと借間住まいなわけだが、ひっきりなしに入ってくる不動産の広告を見るのが好きだ。
 これはいいねぇ、でもここがこうなっていなくちゃとかいろいろ言いながら、いい面、悪い面、コストパフォーマンスについてずーっと語り合っていたりね。

 そして、どうしても気になる物件は、近くだったら散歩がてら見に行ったりもするし、実際、オープンルームに行ってみたりしたこともある。

 そうなってくると、見る目がとても養われてくる。このへんの相場にしては安いとか、ここに難点があるからこの価格なんだとか。

 そんなことをしているうちに、宅地建物の取引のプロたる資格である、宅地建物取引主任者の勉強を私がして合格したりしてきたりして・・・こうなると、不動産業者側の目線もある程度分かってきてしまう部分があり、宅建業法上表記しなければならない制約をクリアしながら、どのようによく物件をアピールしていくかという視点も分かってきてしまったりすると、なかなかに興味深い部分が多い。

 とてもよさげな物件があったので、お散歩して見に行ったりしたのだが、だいたいこういうのは、広告に描かれている夢よりは落ちる場合がある・・・たとえば、日当たりが悪いとか、周囲の環境がよくないとか・・・わけだが、今回見た物件はなるほどアピールしているとおりに近い、本当によい物件で、へぇと思ったり。

 そんな風にして、家を見て歩くのがちょっと好きだったりするのだが、なかなか買えない。いったん買ってしまうと、一生の買い物だから・・・。

 まぁ、夢は夢であるうちが輝いているものであるから。