今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

同窓生 〜人は、三度、恋をする〜 最終回を見た

 ドラマ「同窓生 〜人は、三度、恋をする〜」を見てしまった - 今日の一語り(はてな Ver.)と7月10日に語っているが、その後、見ない回もあったが、おおむね見てきた。

 そのたびに違和感を禁じ得ずということだった。

 前回にも語ったように、主人公達がどうしてこうも愛だの恋だのだけで生きちゃっているの?安定した社会的基盤を持ちながらぜいたく言ってしまっているの?という思いが強かったわけだが。


 最終回もそんな感じは全く否定できず。

(以下ネタバレあり)

 40にして人生をリセットしようと医学部に進む者あり(しかもあっさり受験成功しているし)、シングルマザーとして子育てと仕事を両立させている者あり(こんな絵に描いたような自立が出来る人って現実少ないのではないか)、安定したエリート技術者の妻の道を捨ててシングルマザーとして美容室を成功させている者あり(これこそ夢物語じゃないかな)・・・なんだか、「おめでたい」としか思えない終わり方なんだ。

 まぁ、世知辛き世の中なればこそ、かようなおめでたき物語が必要になるのかもしれないが、違和感は禁じ得ず。

 恵まれた時代の寵児たる原作者の恋バナをDVとかシングルマザーとか現代社会の問題点を取り入れたからとてストーリープロットとして、がっちり、成功している部分しか描かないとなると、単なる感傷にひたるためにはいいかもしれないが、含蓄のある物語にはならないのではないかな。

 そんなことを感じつつ、最後まで見てしまったわけで、それはそれで事実だが。