今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

サンマの季節にフィジカルとケミカルを感じながら

 生のサンマが各所から入って来て、手軽に手に入るようになってきた。
 捌かれていて、あとは調理するのみというサンマが手に入ったので、いつもは妻が作ってくれているが、ちょっとやってみようかと自分で圧力鍋を扱ってみた。
 実は圧力鍋というのは私の方が欲しがったものであり、機能性に惹かれるのが私のさがなので、圧力を加えることでの調理というのはやってみたくてならなかったわけだ。 
 まぁ、今や妻がよく使って調理をしてくれているのだが、今回は僕がと

 かようにサンマを醤油やみりん・酒で煮込んでみたわけだが、圧力は高い方がいいだろうと加熱しすぎたのがよくなかった。かなりの焦げつきができてしまった。サンマ自体にはそこまで被害はなく、ご覧のように、焦げ付きを除去すると見栄えは悪いが、まぁ、結構味は美味しい。

 反省点としては、圧力がかかり始めたら、熱は弱めて、じっくり行く方が焦げ付かなくてよいということ。

 さて、サンマはそれなりに美味しく頂いたし、今日の弁当にもなったわけだが、焦げ付いた鍋の処理が大変であった。妻が焦げ落としでこすってくれただめであった。
 となれば、重曹が焦げを浮かすということは知っていたので、水と重曹を投入し、24時間くらい置いた。そして、今日帰ってきてから、私がこすると、見事に取れた。

 ビバ・ケミカル(^-^)

 重曹というのは、炭酸水素ナトリウム。ふくらし粉として食品添加物として使う場合も知っている。ケーキ作りが趣味の私、うまくメレンゲを作れなかった時には、重曹が成分であろうベーキングパウダーに頼ろうとしたこともあったくらいだ(うまくは行かなかったが)。

 それにしても、あそこまでがんこな焦げが浮くのだと少しその化学作用に感激さえ覚えた次第。

 圧力鍋というのは、圧力をかけて沸点を上げるという、物理学的な機能を用いたもの。
 それで作ってしまった焦げを、化学作用で落としたということ。

 サンマの美味しい秋の季節に、物理学と化学・・・なんか、理科の主要科目を思った、フィジカルとケミカルを感じた秋でもあった次第。


重曹で鍋の焦げをキレイに剥がす方法 | nanapi [ナナピ]
http://nanapi.jp/992/
という記事を見つけた。もしかしたら、重曹水を入れて沸騰させたら早かったということか。