今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

代官山に次世代本屋ができていて・・・感じた違和感

 東京は渋谷区の代官山の蔦谷書店がすごいと聞いて行ってみたのだ。

 まぁ、代官山と言えば渋谷や恵比寿が近いおしゃれな街として以前から存在していたことは、これでも東京生まれゆえ知ってはいた。
 しかし、その後、東京を離れて東北や北海道に暮らすこともあり・・・また、あまり、おしゃれということに興味はなかったわけで、代官山に憧憬を抱くこともなかった次第。

 しかして、代官山になんかすごい本屋ができたとなれば、一度は行ってみたく思うではないか、本好きとしては。

 ということで、それなりのおしゃれな恰好をして行ってみた次第。そう、先日、福袋でゲットしたおしゃれ感あるエディーバウアーのセーターなりを着て。

 なるほど、すごかったね、そのおしゃれ感、そして、次世代感は。確かに、それらは感じられた。
 映画「ユー・ガット・メール」- Wikipediaじゃ、主役のトム・ハンクスが、コーヒーショップと本屋を融合させた次世代本屋、一方の主役、メグライアンが伝統的な本屋があって、対立しながらも恋に落ちていくというご都合主義的な楽天的な映画であったが・・・
 そう、そのトム・ハンクスが作ったようなカフェと本屋の融合がついに起こっていたわけですよ、代官山の蔦谷書店で。

 座るところがたくさんあるし、みんな立ち読みならぬ座り読みをしている。そして、横にはスタバのコーヒーがあったりする。
 すごいよね。
 伝統的な本屋じゃ、立ち読みは、主人にいやがられながら、立ってそそくさとするものであったにも関わらず、座ってゆったり読めるし、本屋の中にスタバがあったりする。飲みながら読んでくださいのごとく。そう、映画でトム・ハンクスが開いた本やそのものだ。
 座って本を読むだけじゃなく、その書店内の椅子でipadや、MacBookなどを開いていたりする人も結構いる。
 アップルのデバイスだったら開いて良いんだよ的な雰囲気さえ流れている。

 多いに違和感を感じた次第。まぁ、僕はアップル製品はあまり持っていないということもあるが、なんか、そういうおしゃれ感に統一されているのはなんか一種異様に思えた。
 また、本の蔵書数も、検索をかけたら必ずしも多いわけではなく、僕の求めていた雑誌はなく・・・
 そう、要するに、店側がおしゃれと決めたのかどうかはわからないが、店の決めたテーマに沿って魅力的に本が陳列されていて、座り読み自由になっている空間ができあがっていて、なんか、ついていかなかったというところだね。

 そのへんの違和感は次のブログ記事の作者さんの思いにかなり近似したものであろう。

代官山はちょっと苦手 蔦屋書店が好きなふりをするのはそろそろやめたらどうか : 陽平ドットコム〜試みの水平線〜

 そんな感じで違和感が出たが、それなりに座り読みは楽しかったし、店側が用意したテーマに乗っかるのも悪くないので、それなりに楽しめたが、おしゃれ感あふれる人々がかなり押し寄せて、人いきれで疲れたなぁ。



 そんなおしゃれなところでした。
 T-SITEとして、Tポイントカードが使えるという統一感は出していたけれども、混んでいて食事もままならなかったので、隣町の中目黒の方に出て牛丼屋で飯をかっ込んだのはおしゃれではないなぁ(^-^)


 代官山散策では、代官山にも渋谷区/重要文化財 旧朝倉家住宅とかあって、関東大震災も乗り越えて残った貴重な建物として非常に興味深いものが100円で観覧できて、すぐ近くのT-SITEの混みとは打って変わってとても空いていてそっちを見たりしていて、ホッとしていた次第で・・・。
 やはり、旧世代なのだろうなと思いつつ。