今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

実は新海ワールドはずっと前から知っていたし好きだったんだよ

 今日は少し残業をして帰ってきた。年を取ってあまり残業を長くすると体調も保たない感もあるからして。正直、仕事の方が忙しく、どうも余裕がないのが事実。だから、今日は帰れるかなぁというくらいの話が去年からそうなのだから、テレビをゆっくり見られるかどうか分からない・・・となると今夜の番組を気にしている余裕がない・・・あまりいいことではないね。働き盛りとかという美しげな言葉の裏にそんな煩悶がある。

 ともあれ、今日は帰ってきたら、FNS歌謡祭第1夜がやっていたので、見た。
 ここまで忙しくない職場の時は、年末は歌番組が多いなぁとかぼんやり見られていた幸せをそれを幸せと感じることなしに見られていた頃は幸せだったのだなぁとか思ってみたりしながら・・・

 年末の歌謡番組は紅白歌合戦もそうなのだが、その年のブームみたいなのが反映されている。

 今回は、なんと言っても、新海誠監督の「君の名は」フィーバーであり、その主題歌が特集されていた。

 実はね、新海誠監督・・・そりゃ、今は誰しも知る名前、かなり昔からファンだったのだよね。僕は。

 そりゃ言うだけなら言えるよねということもあろうが、こうやって、ウェブ日記・ブログ形式で語り続けているとそれが言うだけではない証左ができるから素敵だ。

 新海誠監督作品にはまる - 今日の一語り(はてな Ver.)
 http://d.hatena.ne.jp/small_editor/20131209/1386594983

 2013年12月9日の語りである。そう、ちょうど3年前。そんなに新海監督が有名じゃなかった頃。
 私がえらいはまっていて、妻も一緒に、彼の代表作、秒速5センチメートルとか見たりしたんだけど、新海ワールドって言われる世界観・・・要は男が女々しい感じで、どうも情緒的に過ぎる世界観、僕は嫌いじゃないのだが、妻は好きになれず、僕がえらくはまっていても、そこまで同調してもらえていなかった。

 だから、なかなか「君の名は」を見に行けなかったんだよね。
 一人で行けばいいじゃんということはあろうが、やはり、妻と一緒に行きたいものだから。動画配信サービスとかで新海作品はすべて見ているが、妻と一緒に見られたのは代表作 秒速5センチメートルくらいでね。あとの作品は多分僕だけで見ている。

 ただ、ここまで今年を代表するフィーバーになってくると、妻も興味を示してきた。僕は逆に、妻に影響されたのか、確かに新海ワールドの女々しさもどうなのかなぁと思っていたりして、そこまでモチベーションが上がってきていなかったのだよね。

 ただ、この前、遅ればせながら行ってきたのだよ、妻と一緒に「君の名は」を見に映画館に。

 よかった。本当にいい映画だった。
 もちろん、新海ワールドは大いに展開されていたし、情緒的な雰囲気は大いにあったけれども、妻が毛嫌いしていたほどには強烈には出ていなかったし、私も、秒速5センチメートルでは男がどうも情けなくなりすぎなんだけど、今度はそこまでではない。まぁ、良かった良かったとホッとできるストーリーはよかった。

 新海ワールドは、はまればはまるけど、妻が引くほどの暗さみたいなものはちょっと一般的ではない。今回の映画はかなり一般化されていて、それなりに多くの人が受け入れられる程度の新海ワールドであってよかったんじゃないかなと思いつつ。