今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」を"ようやく"見つつ

 映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」を今見ている。

 寅さんが大好きなことは以前より語っている。何度となく寅さんの聖地柴又にも行ったし、全作見ているんじゃないかな。 

 寅さんシリーズが全盛だったのは多分1972年生まれの私の世代の頃ではなかろう。私の両親世代や祖父母世代が見ていたものだろう。私も幼心に正月や夏に寅さんシリーズが映画上映されていたことは覚えているし、中学生くらいだったかな、親戚に連れられて寅さんを見に行ったことも覚えている。

 寅さんについて熱く語っていても、あぁ、そういうのもありましたねくらいな反応が多い。私の世代だとまだ付いてきてくれる方も多いが、私のように寅さんにハマる1972年生まれくらいだとなかなかかなぁという印象。10歳以上年若だと、見たことはありますよというレベルなので、話にならないかなという印象。

 もちろん、少し年若の知人で旅風景や鉄道風景への憧憬から寅さんにハマっている人もいて、それぞれに世代を問わず寅さんへの思いがあるのだなぁとも感じる時はあるのだが。

 

 寅さん演じる渥美清さんが亡くなってから久しい。そこで新作が出るというそれが、「男はつらいよ お帰り 寅さん」。

 

 大好きな寅さんだけに、飛びつきたくもなったが映画館で上映されていた時にはコロナ禍も始まりつつあり、行けず。DVDも大して高くなかったが・・・見られなかった。

 

 なんかね・・渥美清さんが生きていない中で、過去の映像のつなぎ合わせは分かっていたし複雑だしね。そういう意味で重くてなかなか見られなかった。

 

 ただ、逡巡しているうちに動画配信サービスで放映されるようになった。で、大雨の今日、見始めたのだ。

www.cinemaclassics.jp

 確かに過去の映像のつなぎ合わせでもあるのだが、過去のキャストの今の姿での演技も興味深く、見る前の逡巡よりは興味深く見られている。

 寅さんへの思いが深い分、違和感もけっこうあるのだが、それでもそれなりに興味深い。

 

 吉岡秀隆さん演じる満男、満男のひげ面から始まった冒頭。なんか醜い。かわいい満男とは違うよな。それでヒゲを剃った、昨日は疲れ切っていてヒゲを剃っていなかったから。そんな土曜日の朝。