今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

セブンイレブンのソーセージおにぎりを食べる

f:id:small_editor:20230828183516j:imageなんかカッカしてきたのでセブンイレブンに駆け込んでこれを食べた。残業なんてするもんじゃない。

このソーセージおにぎり、だいぶ前から出ている。それこそ私の記憶がある限りでは20年以上前から。

当時、職場の知人と昼飯もそこそこゲームセンターで昼休みに共同対戦ゲームにハマっていたことがあった。

その時によくこのおにぎりを頬張りながらしたものだ。

 

それから職場が変わり、その知人とも離れ離れになった。それでもその職域に行くことが期待外れでがっかりしている私に、あそこってすごく仲良さそうでいいよと唯一励ましてくれたのもその知人だった。あとは可哀想にという向きが多かった。

 

その職域にも慣れて、ちょうどその職域にいる時、やはりつらかったのだろう、妻と一緒になったのもその頃。

 

それからその職域から離れたが、その頃だったかな、もうかなり前になるがその知人が重病で亡くなったことを知った。

 

私はそれからかなり長い間生きている。うだつも上がらぬまま。そして頭に来てこのおにぎりを食べた。当然温めてもらった。

 

このおにぎりを食べると、その知人のことを思い出す。頭には来ても生きていこう。そのために食べよう、妻にもとに帰ろう。そう思えた。

 

今、その知人が唯一仲良くて良さそうだよと言ってくれたその職域に戻っている。今日も頭来たように、つらいことが多い職域なれど、そこで頼られていないわけでもないようだ。

 

頭に来たらまたこのおにぎりを食べよう。そして生きていこう。

 

今週のお題「苦手だったもの」