今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

北国にスポットライトが当たるのはいいことだ


  バンクーバーオリンピックが真っ盛りである。


 冬季五輪となると、スキーでもスケートでも、北国の選手が活躍する時である。


 私も北海道に住んだこともあるが、北国というのは夏のいい時期に観光として訪れる部分ではとてもいいところだが、冬が長く、その間は墨絵の世界。雪はロマンチックとばかりは言えず、生活がかかってくると迷惑もの意外何者でもなくなったりする。長い冬の間、そこで生活してあまりいいことは感じられず。


 そして、例えば、夏の甲子園高校野球とかの競技では長らく北海道からの優勝校が出なかったことからも分かるように、冬の間のグラウンドスポーツの不利は圧倒的だ。


 そういう中で、北国出身の選手たちにスポットライトが当たる冬季五輪というのはなんか救われる気がする。


 北国での長い冬を経験した身から思うに、なんか実感として思ったりするのだ。