今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「阿修羅のごとく」で昭和な向田ドラマを堪能

昭和な展開がホッとできるドラマであったテレ東「蛇蝎のごとく」 - 今日の一語り(はてな Ver.)

と語ったのが3月17日。まぁ、いかにも昭和な展開の向田ドラマを見て感じ入った次第だったのだが、その時におすすめいただいたのが、ドラマ「阿修羅のごとく」であったわけで。

ということで、「阿修羅のごとく」が映画化されたものを見た次第。森田芳光監督の作である。

いや、〜のごとく というタイトルが好きな人だなぁという向田邦子さんへの思いもあるが、ストーリーの中身も、そう浮気・不倫という部分をえぐってくるという点で、「蛇蝎のごとく」と同一パターン。

でも、この映画版は、2003年公開ということで役者さんは新しい感じであるが、その中でも昭和の香りは実に見事に再現していて、そもそも論的に昭和の生まれの私にとってはとても懐かしい感じでよかった。

まぁ、ストーリーは、あぁこういう世界もあるかなぁという部分も思いつつ、人間の真相を究めて日本的な繊細さでえぐっているところで、秀逸と見た。

このドラマにしても「蛇蝎のごとく」にしてもNHK土曜ドラマ枠であったということが興味深く感じる。

今でもNHK土曜ドラマ枠は非常に興味深いドラマを出すことで注目しているところだが(外事警察とかハゲタカとか・・とても興味深く見たものである)、伝統的にこの枠はいいドラマを出すんだなぁと思った次第。