AIには興味がなかった。
コンピュータの計算能力が日進月歩で進展しているのは分かっているし、ムーアの法則も知らぬでもない。
そりゃ、高度な計算もできるようになるわけで、AIと言ったって高度な計算の集積でしょう?と思っていた。
そもそもAIって、Artificial Intelligence、和訳すれば人工知能。人間の思考の真似事ができる計算アルゴリズムだよねと思っていた。
しかし、昨今、Chat GPTで、ネット上の情報を集めてきて文章を生成したりすることが話題になってきて、高度な計算機能の集積とは言えど、使いやすくなかなか迫力のある成果物を出すようになってきて、無視し得なくなってきたなぁと思う。
また、来年くらいにWindows10がサポート期限切れになるので、渋々Windows11にアップグレードしたが、Windows11でもAI対応を大々的に謳っていて、標準搭載ソフトにもAI的な要素を取り入れたソフトも入れてきているのもAIを無視し得なくなってきた一因だ。
昔は高価なソフトを使って一生懸命切り抜いていた画像の切り抜きもAI的なアルゴリズムで一気に切り取れるようになっているのでやってみた。
ペイント3Dというソフトが、実はWindows10の頃からあったのだが、11でも摘まれている。それでやってみたんだ。
このような食事の写真。
食事の写真だけ選択して、取り除いてみた。
食事の皿の下にそれらしい模様ができているのがお分かりになろう。
食事を食べた私は分かるが、皿の下は白色で模様はなかったと思う。しかし、ペイント3Dは周りの模様から推測してこんな感じでしょう?とそれらしく模様を生成しているようだ。
こういうのがAI的な動き。また、これが食事でしょう?と麺の部分を選択してくれるのもAI的な動き。
高度な計算能力の集積であることは違いないのだが、まぁ、こんな模様でしょう?と想像して生み出してくれているのがAI的と言えよう。また、食事ってこれが食事でしょう?と麺の部分を考えてくれているのもAI的。
AIの概念自体が曖昧なので、人間のように考える真似事をしてくれている物が全てAIと言えるのだろう。
まぁ、インパクト強いよね。
今までAIに対して関心がなかった私も、おぉっ?と思わされたから。
ちなみに今回使ったWindowsに標準搭載されていたペイント3Dは廃盤になったらしい。
今後は、ペイント で同じようなことができるようになるのでということらしいが。
ペイントも生成AI搭載とか謳っているようなので、もっともっとインパクトのある成果物を出してくれる存在になるのかも知れぬ。
ペイントで麺の部分を切り抜いた画像がこちら。ここまでの精度で切り抜ければ十分だよね。昔は、縁をぼかしたりしてごまかしていたりもしたが、まぁ、これなら要らないよね。
AIってすごいのかな?そんなことを考える最近。