今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

もはやテレビより動画配信か。テレビのチャンネル争い って知っている?

私は50代の中年男性である。

そういう昭和生まれの世代にとってはテレビのチャンネル争いというのは幼少時の思い出としてきっとあるに違いない。

お父さんが野球中継を見ている。子どもは例えばドリフターズを見たい。でも見られない。テレビが一台しかないから。一家の稼ぎ手で家長である父が優先されるべき、そんなロジックがあった。昭和の家庭状況を描いているアニメ「ちびまる子ちゃん」でも、子どもの まるちゃん は百恵ちゃんや秀樹の出る歌番組が見たいのに、父ひろしが野球中継を見ていてテレビが見られず歯噛みするという描写はよく出てくる。

それくらい、昭和世代にとって、映像という娯楽は貴重で、映像デバイスも一家に一台しかない貴重なものであったという記憶がある。

 

そういうのを言われても、平成・令和世代はきっとピンと来ないだろう。そもそもテレビ自体を見ないよという令和世代が異様。動画を見ちゃうんだろうね。通勤電車でも皆々スマホでイヤホンで動画を見ている光景は今や一般的だ。映像デバイスも一家に一台どころか、スマホやパソコンで一人一台以上あって当たり前の時代で映像デバイスも貴重でなければ、映像という娯楽も電波に乗せたテレビ放送に限らず、見たい時に好きなコンテンツが見られるオンデマンドの動画配信にシフトしてきている。だから、テレビのチャンネル争いというのがピンと来ないというわけだ。また、そこまで通信インフラが確立されておらず動画配信が一般的ではなかった平成世代にしても個が尊重され共働きが一般化して一家の稼ぎ手たる父という権威も薄れてきてたであろうから、テレビが一家一台ではなくて、自分の部屋にもあったりする時代には好きな映像コンテンツを自らの部屋で見ることができる世代になってきて、テレビのチャンネル争いというのがピンと来なくても仕方ないところだろう。

 

私の思い出を語らせて貰えば、実家を出て一人暮らしを始めた時に、映像娯楽などいらないだろうと親はテレビを買ってはくれなかったので、祖父からのお小遣いとか自分で稼いだバイト代でテレビを買うまで半年くらいテレビがなくて寂しい思いをしたり、念願のテレビを買った暁にはもう感激してしまってテレビに釘付けになった思い出がある。チャンネルを自分で独占できる幸せを満喫したものだ。

 

そんな私も、映像デバイスも増えた今となっては、もちろんテレビも見るが、映像娯楽としてはユーチューブを始めとするプロではない方々の映像配信も面白く感じるので、そちらを見たりして、ドラマなども見るけど、これはチャンネル争いというよりは妻が勧めるドラマを見ようかとかそんな感じではあるね。

 

ただね、今日、「熱狂マニアさん!」というテレビ番組で私が見たことがあるユーチューバーが出ていて、びっくりした。

www.tbs.co.jp

出ていたのは「おじトラチャンネル」というチャンネルの主さん。

長距離トラック運転手でよく美味しそうに食べているなぁ、長距離トラック運転手だから全国のデカ盛り系の食堂とかでうまそうに食べているなぁと見ることがあったのだが、今やテレビの企画も面白い動画配信者が企画してしまっている感じなんだね。確かに、日々の動画配信自体がロケハンになっているわけだよね。

動画配信者の おじトラさんが、ギャル曽根さんとデカ盛り食堂をめぐる企画だったわけだけど、なるほどねぇと思った。

 

昨今、テレビのチャンネル争いも無くなったのは、再三語ってきている通り、映像デバイスが増えたことと、映像コンテンツが多様化したゆえだ。映像コンテンツの充実化、言ってみれば映像娯楽の自由化に大きく寄与した動画配信の代表格のユーチューブがテレビのコンテンツになってしまうのだね。

 

隔世の感を感じた次第。