今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

今は捨てるにもお金や手間がかかる時代

 エスプレッソマシンの調子が悪くなったので、分解を試みていたら、まぁ、完全に調子が悪くなってしまいました。要は壊してしまった次第。かなり悲しい。

 さて、では捨てようかと思うに、一定の大きさを超えると粗大ゴミになるし、ある程度分解して一定の大きさ以内におさめれば、通常のゴミとして出せる。

 それでも、金属部分とその他の部分に分けてという分別は今や当然。

 愛着を持って、10年以上にわたり使ってきたエスプレッソマシン、断捨離の思い切りでえいやっと思っても、粗大ゴミにしたらお金はかかるしすぐには捨てられないし、また、昔みたいに収集日が多くないので通常ゴミにしても何日かにわたって捨てなければならない。

 手間もかかればお金もかかる。面倒な世になったものよと古い世代の私は思うが、ドライバーなどを片手に、大きなエスプレッソマシンを解体してみた。角張った部分もあるゆえ、ちょっと怪我さえしそうな作業だが、その手間をかけなければお金も時間もかかる粗大ゴミ扱いだからして、壊しちゃったのになおさらお金はかけられぬとがんばる。

 壊しちゃったという後悔をかみしめながら解体の労苦をかけて、エスプレッソマシンはようやっと通常ゴミで捨てられるようになった。

 ふぅ。別に壊しちゃったものを解体するという充実感とはほど遠い作業を終えて、時代は変わったものよと思った次第。